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茅(かや)とは
茅は特定の植物の名前ではなく、屋根材などに使う草を総称して茅と呼び、その地域に生えている身近な草が利用されます。
茅になる代表的な草たち:
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ススキ:山の斜面や田んぼの法面など乾いた場所に生える
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ヨシ:河原や湖畔などの湿地に生える
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ワラ:稲わら、麦わら
茅場のこと
里山で見かけるススキの草原。これは昔から人々が草を刈り、利用することで作り出された景色です。日本のような湿潤な気候の土地では、人の手が入らない限り、自然に草が生え、木々が成長し、いずれ森林へと遷移します。しかし、里山では毎年草が刈られることにより、森になる前の「草原」が維持され続けてきました。草原は「人が作り出した環境」ですが、多くの動植物が暮らす豊かな生態系が成り立っています。
草原で刈った草は、肥料や茅葺屋根の材料(茅)として使われてきました。茅を採取する草原は「茅場」と呼ばれ、多くの生き物が命を繋いできました。しかし近年、草原が減少しそこに住む多くの生き物が絶滅の危機に瀕しています。少し前までどこにでもいた、カヤネズミなどが今、草地とともに姿を消しつつあります。
茅刈りをしよう
毎年秋~冬に、各地の茅場で茅の収穫が行われます。刈った茅は適当な大きさに束ねて乾燥させ保管されます。そして、茅葺屋根の葺き替えなどの際に用いられています。茅を刈る作業は大変ですが、秋風を感じながらみんなで楽しく体を動かす機会にもなります。


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